1996年、大和路線で残っていた211系を置き換えるために6両編成3本が製造された。
当時の大和路線では、221系新造に伴う113系の置き換えが進み、奈良電車区から完全に113系の置き換えが完了していた。しかし、同じくボックスシートの211系は依然残っており、これらの置き換えを必要とした。そこで、阪神淡路大震災前に計画していた223系1000番台大和路線投入を実施することにしたが、130km/h出さないことから、130km/hを出さない設計に変更した1500番台を投入することにした。
基本的には223系1000番台と同様としたが、前照灯のフォグランプが無くなり、前照灯と尾灯が同じライトケースに収められ、後に登場する9000番台のような顔つきとなった。塗装も変更となり、223系1000番台設計時に計画されていた221系の帯色を配色したものとした。これは、網干区の223系1000番台とイメージを変えた為である。その他の車内設備などは1000番台と変わらない。
1996年に6両編成3本が奈良電車区に配置され、211系を置き換え、大和路線の近郊形電車の完全転換クロスシート化が完了した。
2000年3月、221系による阪和線運用が開始したことにより、奈良電車区に配置されていた223系は全て鳳電車区に転属した。