323系 大阪環状・ゆめ咲線

●諸元
形式 クモハ323・クモハ322・
       モハ323・モハ322
編成 8両編成
本数 21本
営業最高速度 100km/h
設計最高速度 120km/h
起動加速度 2.8km/h/s
減速度 3.9km/h/s(常用最大)
          3.9km/h/s(非常)
編成定員 1197名
最大寸法 長さ 20000mm
             幅 2950mm
             高さ 4085mm
車体材質 軽量ステンレス
主電動機 全密閉かご形三相誘導電動機
駆動装置 WNドライブ
制御装置 フルSiC-VVVFインバータ
台車 ボルスタレス台車
制動装置 電気指令式
保安装置 ATS-Sw・ATS-P
●配置区所
森ノ宮電車区
●運用範囲
大阪環状線(天王寺ー新今宮)
桜島線(西九条ー桜島)
関西本線(天王寺ー新今宮)

2016年、大阪環状線改造プロジェクトの一環で製造された。
JP西日本では、2013年に「大阪環状線改造プロジェクト」を発表した。これは、大阪環状線が駅や設備が古く、特にバリアフリーとトイレに関しては苦情があった為、これを改善しようというものである。その一環として、新型車両を導入することになった。 
大阪環状線では、国鉄時代から103系が使用されており、2005年から導入された201系も、元を辿れば国鉄から継承した車両である。又、321系に関しても他線と同様の設計となっており、大阪環状線専用の車両というのが存在しなかった。そこで、大阪環状線のイメージアップを図る為に新型車両を導入することにした。 
しかし、その一方で大阪環状線では可動式ホーム柵の設置が課題となっていた。JP西日本では、人身傷害事故防止政策の一環として可動式ホーム柵の設置を検討していた。しかし、JP西日本の多くの路線が4扉車と3扉車が混在しており、可動式ホーム柵の設置が困難であった。これは大阪環状線も同じ状況であり、周回列車の103系・201・321系は4扉、他線から直通する221系・223系・225系が3扉で混在していた。多種多様な車両に対応する為、昇降ロープ式ホーム柵の開発も行っていたが、これでは政府の基準は満たせず、政府が目指すホームドア設置駅の増加できないでいた。そこで、大阪環状線の周回列車を3扉車にし、大阪環状線の南半分全列車3扉化することで、南半分に関しては可動式ホーム柵を設置できるようにすることにした。この為、323系の当初の計画では8両編成7本の製造予定であったが、周回列車全列車を置き換える為8両編成21本を導入し、103系・201系の周回運用を置き換えることにした。尚、103系・201系・321系は全てで8両編成28本在籍しており、7本足らないことになるが、これらの車両は桜島線直通列車で継続して運用する為その分は残すこととしている。そのため、結果的に4扉は残ることになるが、これは桜島線直通運用を天王寺発着から京橋発着に短縮することで南半分の大阪城公園ー弁天町の全駅に可動式ホーム柵を設置できるようにするとしている。尚、京橋以南の区間に関しては関空・紀州路快速を京橋発着から天王寺発着にすることで補う。又、周回列車の不足分は日根野区に225系を投入することで補う。 
2017年時点で8両編成12本が投入されており、2018年までに8両編成21本投入予定としている。