211系 有馬・淡路線

●諸元
形式 クモハ211・モハ210
       クハ210・サハ211
編成 3・4両編成
営業最高速度 120km/h
設計最高速度 120km/h
起動加速度 2.1km/h/s
減速度 3.5km/h/s(常用最大)
          5.0km/h/s(非常)
最大寸法 長さ 20000mm
             幅 2966mm
             高さ 4086mm
車体材質 軽量ステンレス
主電動機 直流直巻電動機
駆動装置 中空軸平行カルダン
制御装置 界磁添加励磁制御
台車 ボルスタレス台車
制動装置 回生制動併用電気指令式
保安装置 ATS-Sw・ATS-P
●配置区所
淡路総合車両所洲本支所
●運用範囲 
本四淡路線(須磨ー鳴門)
東条線(有馬ー須磨)
有馬線(三田ー有馬)
福知山線(篠山口ー三田)
篠山線(篠山口ー福住)

1987年、本四淡路線の輸送改善に合わせて投入された。
211系は当時、中京圏と首都圏に導入が進んでおり、次は関西圏の東海道・山陽本線と関西本線に投入する計画であった。しかし、分割民営化の影響によりこの計画は変更となり、関西本線に6両編成3本が投入された以外は全てこの本四淡路線に投入することになった。これは、本四淡路線の輸送改善を目的としたものに加え、塩害対策としてステンレスを導入し、民営化後の西日本会社に負担軽減の為にも変更されたものである。尚、当初の投入計画にあった東海道・山陽本線と関西本線には分割民営化後221系を投入することで計画は引き継がれた。
基本的には中京圏や首都圏の211系と同様だが、帯のカラーリングが既に投入されていた113系と同じ横須賀色となった。
1987年3月から営業運転を開始し、本四淡路線洲本ー鳴門で運行を開始した。113系と同様普通・快速両方に充当された。
1989年からは7000番台の投入が開始された。この7000番台は従来の0番台から一新し、車体は戸袋窓を廃止し、扉間の側窓が2つから3つになった。これにより、ドアピッチも変更され、719系や811系のような側面となった。車内は213系をベースとした転換クロスシートとし、車端部はロングシートとした。下回りは221系登場後であった為、221系のクモハ221・モハ220・クハ221と共通とされ、最高速度は120km/hとなった。尚、最高速度については従来の0番台についても後に120km/h化されている。
7000番台については3両編成で投入され、併結することで最大9両編成を組むことにした。尚、0番台とは併結が不可となっている為、運用は分けられた。
1990年からは本四淡路線での長編成による運行が開始した。これにより、211系は0番台が最大8両、7000番台が最大9両となり、113系も最大8両で運行されることになった。
1996年には最終増備車となる8000番台が3両編成2本が製造された。基本的には7000番台と共通だが、側面の設計が変更され、311系のような雰囲気となった。これは、座席と窓配置を合わせる為であり、製造に際しては四国6000系と同じ製造ラインで製造された。塗装に関しては従来のスカ色をやめ、221系と同じブラウン・ブルー・ベージュの帯とした。ちなみにこのカラーリングは元々223系1000番台の計画時に考案された塗装パターンであり、この8000番台では戸袋窓が復活することからこのカラーリングが採用された。尚、この時7000番台に関しても塗装変更が実施された。
1998年には明石海峡大橋が開通し、本四淡路線が須磨まで延伸したが、この時には新造車は無く、東西線開業による余剰車となっていた103系が本四淡路線に転属し、普通運用は103系が充当されることになった。これにより、113系・211系は普通運用からは撤退し、快速運用のみに充当することで延長分を確保した。尚、103系は東条線新神戸まで乗り入れたが、東条線内のホーム有効長が6両である為、113系・211系は乗り入れないこととした。
2007年、有馬線有馬ー舞子が開業し、本四淡路線と有馬線の直通運転が開始した。有馬線には従来は福知山区の113系800番台や宮原区の103系・117系が使用されていたが、この時から本四淡路線の近郊形を使用することにした。これにより、113系・211系の運行範囲が新三田まで延び、日中の快速が新三田ー鳴門で運行されることになった。又、この分の増備は223系で行われたが、この223系は211系7000番台と併結を可能とした為、混用して運用されることになった。更に、福知山電車区の211系も本四淡路線で運行されることになった為、湘南色の0番台・900番台が鳴門まで乗り入れるようになった。